ヤクルト村上、恩師の教え体現 プロ入り前に伝えられた「個人の成績よりも打点」

[ 2019年7月4日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト6―2広島 ( 2019年7月3日    マツダ )

ファンの声援に応える村上 (撮影・奥 調)
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 【村上の恩師 九州学院・坂井宏安監督に聞く】

 ――松井秀喜さん以来史上5人目の快挙。
 「本人が夢中に頑張っている証拠ですし、根気強く起用してもらっている球団に感謝です。6月上旬の東京遠征のとき食事会場に顔を出してくれたんです。生徒とも交流した。優しい男です。頑張ってるから“頑張れ”と言わず“楽しんで感謝しなさい”と伝えた」

 ――高校時代は、どんな子だったのか。
 「明るい性格で、野球に対する姿勢が良く、努力や練習をし続けることができていた。入団前には“チームに貢献し、恩返しをしなさい”と伝えた。とにかく打点を意識させた。個人の成績よりも、打点を挙げなさいと」

 ――九州学院は15年夏に1年生4番で村上が出場して以来の夏の甲子園が懸かります。
 「村上だけではなく、大学日本選手権や、社会人の都市対抗予選でもOBが頑張ってくれている。うれしい。刺激を受けながら、負けないようにしたい」

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2019年7月4日のニュース