大谷 同僚急死、癒えぬ傷「墓前にチャンピオンリングを」

[ 2019年7月4日 14:03 ]

ア・リーグ   エンゼルス6―2レンジャーズ ( 2019年6月3日    アーリントン )

8回、この日2本目の二塁打を放つ大谷翔平(AP)
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 大谷翔平投手(24)は「3番・DH」で出場し、2本の二塁打で快勝に貢献した。

 6回無死から右中間を破る二塁打で出塁。続くアップトンの左前打に快足を飛ばし、チーム6点目の生還を果たした。続く8回先頭の第4打席でも、左越えの二塁打を放った。この日は4打数2安打、1得点、1三振で、打率を・307まで上げた。

 大谷の1試合2二塁打は、昨年5月24日のブルージェイズ戦、昨年7月21日のアストロズ戦に続き、今季初、メジャー3度目となった。

 「ボールの見極めも良かったですし、打ちにいった球に対しての反応も良かったと思います。ああいう打球を多く打っていれば、ホームランも増えてくると思うので。いい傾向かなとは思います」

 1日にチーム勝ち頭7勝を挙げていたタイラー・スカッグス投手が急死した。27歳の若さだった。大谷にとっても、入団以来何かと面倒を見てもらった兄貴分的存在。その日の試合はキャンセルとなり、一夜明けた2日のレンジャーズ戦に勝利。この日の連勝で、再び6月28日以来の貯金1とした。

 「切り替えろという方が無理だと思う」と大谷。悲しみが癒えることはないが「みんなで無理にでも盛り上げていかないといけないのかなとは思う。まだまだポストシーズンの可能性もありますし。シーズンは待ってくれないので、何とかシーズンが終わった時に、墓前にチャンピオンリングを持っていけたらなと思います」と前を見据えながら語った。

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