急死のスカッグス投手 クラブハウスではDJ役 投手陣のリーダー格

[ 2019年7月3日 02:30 ]

亡くなったスカッグス投手(AP)
Photo By AP

 【スカッグスという男】帽子を脱げばオールバックの髪形が爽やかで格好良い。投手陣のリーダー格であるとともに、クラブハウスではDJ役だった。

 レッド・ホット・チリ・ペッパーズの激しいロックの翌日は、ビリー・ジョエルでしっとり。ある日は60年代の名曲「ブラウン・アイド・ガール」をかけるなど、音楽への造詣が深かった。地元を愛し、右腕には「LA」のタトゥー。アジアに興味を抱き、昨オフに結婚したカーリ夫人とタイ旅行に出掛けたこともあった。

 5月下旬。右手薬指に投球を受けた大谷が米メディアに「でぇじょうぶ(大丈夫)だ!」と冗談交じりに語った。すると、左隣の席のスカッグス投手は「Daijoubu」の意味を真面目に確認。「you’re stupendous(おまえは凄いやつだ)」と感心している姿は、とても印象的だった。(大リーグ担当・柳原直之)

続きを表示

2019年7月3日のニュース