【パ6球団担当記者が採点】ロッテが唯一100点 オリックスが最低70点

[ 2018年10月26日 09:00 ]

18年プロ野球ドラフト会議 ( 2018年10月25日 )

笑顔で肩を組む中日1位指名の根尾(左)とロッテ1位指名の藤原の大阪桐蔭コンビ(撮影・北條 貴史)
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 【パ6球団担当記者がドラフト採点】

 《西武85点》今季、課題だった投手中心。1位で松本の単独指名に成功し、2位の渡辺も将来性十分だ。ただ、エース菊池のメジャー挑戦でさらに手薄になる左腕は育成1位の東野のみ。支配下での左腕獲得なしは物足りなさが残る。 (春川 英樹)

 《ソフトバンク80点》1位指名は抽選で2度、外したが即戦力投手の甲斐野が獲れたことは大きい。2位の杉山ら社会人の3投手は経験豊富で早くから1軍で投げられる力がある。一方、世代交代を図るための野手の指名が2人と少なかった。 (川島 毅洋)

 《日本ハム90点》根尾は抽選で外したが、外れ1位で吉田の「一本釣り」に成功。野村、万波はともに将来の中軸候補で柿木も指名するなど将来性ある高校生を5人も指名。即戦力で生田目、「北海道枠」で福田とバランスよく指名した。 (山田 忠範)

 《オリックス70点》外れ1位で天理・太田を単独指名。補強ポイントである将来の正遊撃手候補を獲得したとはいえ、1位指名した報徳学園・小園を4球団競合の抽選で外したことはマイナス。2位の亜大・頓宮は、右の長距離砲として期待。 (湯澤 涼)

 《ロッテ100点》将来のリードオフマンとなりうる藤原の獲得だけでも大満足。さらに2、3位は当面の課題だった東妻、小島と即戦力の投手も補強できた。チーム方針の「千葉枠」は6位で福浦の後輩、習志野・古谷。満点といえる。 (福浦 健太郎)

 《楽天80点》外れ1位の立命大・辰己は4球団が競合したが石井一久GMが当てた。補強ポイントの左投手はSUBARU・弓削ら3人を指名。今季は茂木が故障で苦しんだ遊撃を守れる明大・渡辺の交渉権も獲得し、幅が広かった。 (黒野 有仁)

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2018年10月26日のニュース