ドジャース連敗 マエケン悔しい0封 日本人初2年連続WS出場飾れず

[ 2018年10月26日 05:30 ]

ワールドシリーズ第2戦   ドジャース2―4レッドソックス ( 2018年10月24日    ボストン )

レッドソックス戦の7回、ベッツ(奥)に二塁打を浴びたドジャース・前田
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 ドジャースは24日(日本時間25日)、レッドソックスに2―4で敗れ、敵地で2連敗を喫した。前田健太投手(30)は2点ビハインドの7回から4番手で登板し、2/3回を1安打無失点と好投。日本選手初のワールドシリーズ2年連続出場を果たしたが、勝利にはつながらなかった。本拠地のドジャースタジアムで迎える26日(同27日)の第3戦から逆襲を目指す。

 初見参のフェンウェイ・パーク。前田は7回、ブルペンからマウンドに向かいながら、ボストンの寒さを体感していた。この時の気温は5度だった。

 「ブルペンはヒーターがあって結構暖かいけど、マウンドに上った時にはもう体が冷たい。久しぶりに、これだけ寒い中で投げた」

 9番バスケスを二ゴロに仕留めた後、ベッツに高さ11・3メートルの名物フェンス「グリーンモンスター」の上部に当たる左越え二塁打を浴びた。「こすった感じ。それが、意外とヤバイ感じだった。改めて投げてみて狭さを感じた」。敵地で「2つの洗礼」を浴びながらも、前夜4安打のベニンテンディをチェンジアップで空振り三振。「あそこは何とか抑えたかった」。ここで交代。後続投手も踏ん張り、無失点で今シリーズ初登板を終えた。

 だが、打線は5回以降走者を出せず2連敗。デーブ・ロバーツ監督は「この2試合がうまくいかなかっただけ」と前を向いた。第3戦の舞台、温暖なロサンゼルスの予想最高気温は29度。午後5時開始だが、最低気温も18度と十分に暖かい。「3つ取れれば一気に逆転できるし、相手にプレッシャーをかけることもできる」と前田。ホームの熱気を受けて勢いを取り戻す。(ボストン・奥田 秀樹通信員)

 《V逸率20.4%》ワールドシリーズで2勝0敗とした過去54チーム中、世界一となったのは43チームでV率は79・6%。0勝2敗から逆転しての制覇は、96年のヤンキース(対ブレーブス)以来出ていない。レ軍はこれがポストシーズン通算100勝目となり、ヤ軍、カージナルス、ドジャースに次ぐ4球団目。また、ド軍の柳賢振(リュ・ヒョンジン)は韓国投手としてシリーズ初先発を果たした。

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2018年10月26日のニュース