ハム また甲子園のスター輝星獲った ダル、中田、大谷、清宮に続け!「新人王獲りたい」

[ 2018年10月26日 05:30 ]

18年プロ野球ドラフト会議 ( 2018年10月25日 )

日本ハムに1位指名された金足農・吉田はチームメートに祝福される
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 「プロ野球ドラフト会議 Supported by リポビタンD」が25日、都内のホテルで行われ、金足農・吉田輝星投手(17)は、日本ハムから「外れ1位」で指名を受けた。浮き上がるような最速152キロの直球を武器に、今夏の甲子園では4試合連続2桁三振をマークし準優勝。ダルビッシュ、大谷のように甲子園のヒーローから球界のエースとなった偉大な球団OBたちと同じ道を歩んでいく。

 普段の姿からは想像できないほど緊張していた。吉田は父・正樹さん(43)、中泉一豊監督、チームメートらと校内の食堂で、運命の瞬間を迎えた。

 「順位が気になって早く決まってほしかった」。12球団による最初の入札で呼ばれなかったが、外れ1位で「吉田輝星」がコールされた。中泉監督から「おめでとう」と握手を求められると胸をなで下ろした。外れでも目標だった1位指名に笑みがこぼれた。

 保育園からの夢を実現させた。卒園式で発表した将来の夢は「プロ野球選手」。小学3年で野球を始め、夢を口にするたびに、両親からは「それじゃあ、たくさん練習しないとね!」。ランニングを日課とし、誰よりも練習を積んできた。中学3年の進路相談で「祖父と父が行った金足農で甲子園に出て、それからプロ野球選手になりたい」と宣言。その言葉が現実となった。

 会見にはテレビカメラ23台を含む130人の報道陣が集まった。「日本ハムファイターズに行けることが決まってうれしい。(話したいのは)中田翔さん。雰囲気が凄い。打者として嫌なコースはどこかなど聞きたい」。歴代のドラフト1位にはダルビッシュ、中田、斎藤、大谷、清宮――甲子園のスターが名を連ねる。今夏の主役となった吉田も「(栗山監督は)高校生を育てるのがうまくて優しい印象。自分も活躍したい」と力を込め、「もう一度、世界で戦いたい」と侍ジャパンのエースとなることも誓った。

 北海道と秋田は同じ雪国。「秋田では雪の上のトレーニングで体をつくることができた。北海道はより質の良い雪が降るので、また走っていきたい」。雪上で培った足腰をさらに鍛える。「自分の直球は未完成。155キロぐらい出したい。常時150キロを超えて押していける球にしたい」。甲子園決勝で敗れた大阪桐蔭コンビの中日1位・根尾、ロッテ1位・藤原との再戦にも「直球で抑えたい」と燃える。

 高卒1年目から「新人王を獲りたい」と志も高い。さらにその先には「沢村賞を獲る」とチームメートにはひそかな野望を漏らしている。東北の夢を背負って、甲子園で躍動した「平成最後の怪物」は、北の大地で新たな伝説をつくる。 (武田 勇美)

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