ソフトB6連勝!“熱男”松田2発「ずっと三塁守れるように」

[ 2018年6月4日 05:30 ]

交流戦   ソフトバンク7―5DeNA ( 2018年6月3日    ヤフオクD )

7回無死、右越えにソロを放つ松田(撮影・岡田 丈靖)
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 「熱男〜!」。1試合で2度叫ぶのは2年ぶりだ。前日のスタメン復帰から2試合連続で3安打。この日は16年以来の1試合2発を放ったソフトバンクの松田は「自分らしい当たりを昨日、今日と打てた」と完全復活への、のろしを上げた。

 前日の8番から一気に今季初となる3番に昇格。その起用に応えたのは3―2の3回だった。石田の初球、136キロ直球を捉えて、左中間への11号ソロ。雄叫びを上げてダイヤモンドを一周した。1点差に迫られて迎えた7回には、三上の152キロ直球を右越えへ運んだ。「なかなか反対方向への本塁打がなかった。ワイドに打てれば調子も上がってくる」と自信を深める12号ソロで突き放し、今季最長の6連勝に導いた。

 打撃不振で1日は今シーズン初めて控えに回り、2014年8月からの連続先発出場が508試合で途切れた。「結果が出ないと外されるのは当たり前。4年間出させてもらった自信はあるけど、甘えもあったかもしれない」と打撃を見直した。工藤監督のアドバイスもあり、打席でベースから大きく離れていたところを半歩ほど近づき「届くところが広くなった」と手応えを口にする。指揮官も「見事なホームラン。良いときは、逆方向に大きな打球が飛ぶからね」と目を細めた。

 「若いときに“レギュラーを獲りたい”とやっていた気持ちでやらないと。ずっと三塁のポジションを守れるようにしたい」。初心に戻った35歳は、まさに「熱男」だった。

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2018年6月4日のニュース