竜ジョーダン改め燕アルメンゴ“乱闘”バレと共闘「自信」

[ 2018年1月27日 09:30 ]

サングラスに帽子姿で来日し、笑顔を見せるヤクルトのアルメンゴ
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 「昨日の敵は今日の友」――。ヤクルトに新加入した前中日のジョーダン・アルメンゴ投手(31)が26日、成田空港着の航空機で来日。2年前に乱闘騒ぎの相手となり、今季から同僚となったバレンティンとの「和解」を強調した。

 「もちろん(バレンティンと)仲良くやる自信はあるし、仲良くしたい」。来日1年目の16年7月8日(神宮)。アルメンゴはバレンティンの左上腕に死球を与え、乱闘寸前に。ヘルメットを投げつけたバレンティンは退場処分となった。左腕は「わざと乱闘(騒ぎ)を起こしたわけじゃない。ゲームの一つのアクシデント」と振り返り、来日前にはバレンティンと連絡を取ったことを明かし「彼はいい人間だ。感情のもつれは最初からない」と笑顔で話した。

 「昨日の友は今日の敵」――。中日時代の同僚で巨人に移籍したゲレーロについては完璧に抑え込む。ゲレーロは昨季、35本塁打でセ・リーグ本塁打王を獲得。アルメンゴもその打力に援護を受けた立場だが、「彼みたいな長打力の打者は低めを中心に投げたい」と力を込めた。

 来日3年目。「祖父母が名乗っていたから」と中日時代の登録名「ジョーダン」からミドルネームの「アルメンゴ」に変更した。20年前に亡くなった祖父母に幼少期を育てられたことから感謝の意味を込めた。先発、中継ぎともに対応できる助っ人左腕は「相手が誰だろうと自分の仕事をして、チームの勝利を考えたい」と新天地でフル回転を誓った。 (細川 真里)

 ◆ジョーダン・アルメンゴ 1986年12月8日、ドミニカ共和国生まれの31歳。04年にダイヤモンドバックスに入団し、10年にメジャーデビュー。アスレチックス、レイズを経て16年に中日に移籍した。メジャー通算は78試合で4勝3敗1セーブ、防御率4・00。日本通算は40試合で12勝10敗、防御率3・50。1メートル83、88キロ。左投げ左打ち。

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