巨人・野上 阿部に“左打者対策”学ぶ「聞き回る」

[ 2018年1月27日 05:30 ]

ジャイアンツ球場で練習する野上
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 西武からFAで巨人に移籍した野上が、同僚となった阿部から「左打者対策」を聞く。

 「対野上をどういうふうに考えていたのか。聞き回りますよ」。先発陣の軸の一人と期待される右腕。昨季は対右打者の被打率.212に対し、左は同.271と苦しんだ。「追い込んでからの勝負球とか、やることはたくさんある」。打開策の一つとして、苦手だった阿部に直接尋ねる。対戦成績は通算で6打数3安打、打率5割、1本塁打、4打点。内外角だけでなく、緩急を使って勝負したが「(体の軸を)ずらすことができなかった。芯で当てられました」と苦い記憶が残る。

 高橋監督も左打者だが「慣れないと(監督には)聞けない。まずはコミュニケーションから」と苦笑いした。この日はジャイアンツ球場を訪れ、森福とのキャッチボールなどで体を動かした。「開幕には絶対に間に合わせたい」。苦手な左打者を封じ込み、移籍1年目に存在感を示す。 (川手 達矢)

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2018年1月27日のニュース