オリ新助っ人は意外?仏語と数学の先生 オフは母校で“臨時教師”

[ 2018年1月27日 09:00 ]

ユニホームに袖を通し、ボールを手に活躍を誓うアルバース
Photo By スポニチ

 今季からオリックスに新加入したアンドリュー・アルバース投手(32=前マリナーズ)が26日、大阪・舞洲の球団施設で入団会見に臨んだ。先発が期待される金髪に青い目の左腕は意外な素顔を明かした。

 「母校の8年生(日本の中学2年生)に、フランス語と数学を教えているんだ。ここ6〜7年かな、毎年オフに。臨時教師みたいな形でね。(お金は)そんなにはもらえないけど、お金じゃないからね」

 ケンタッキー大で教員免許を取得しており、カナダのサスカチュアン州ノースバトルフォード市にある母校ジョン・ポール・セカンド高校で、中学生を対象にボールから教鞭に持ち替えて振るっているとのこと。「普段の野球とは、まったく違うことができるのと、地域に恩返しができるためさ。地元に良いことを還元できるからね」。学園ドラマの金字塔「3年B組金八先生」の桜中学教師・坂本金八ばりに道徳的な言葉を口にした。

 本業でも輝きを発揮する。13、17年にカナダ代表として、巨人・マシソンとWBCに出場。現在も親交があり、日本行きを決断した際に「基本的なことは変わらない。投げるべきところに投げれば打ち取れる。野球は野球だよ」と助言された。

 会見に同席した長村裕之球団本部長は、「経験豊富で計算できる投手。先発に厚みを加えてほしい」と期待した。「ストライク先行で攻めていくのが自分の強み。闘争心を持って攻めていく」とアルバース。“金パツ先生”が、3年B組…ならぬ3年連続Bクラスに沈むチームを、96年以来遠ざかるリーグ優勝へ導く。

続きを表示

この記事のフォト

2018年1月27日のニュース