大和がFA宣言「評価聞くチャンス」 阪神、オリ、ベイと三つ巴!

[ 2017年11月9日 05:30 ]

国内FA権の行使を表明した阪神・大和
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 阪神・大和内野手(30)が8日、今季取得した国内フリーエージェント(FA)権の行使を表明した。西宮市の球団事務所を訪れて申請書を提出。球団を通じて移籍前提ではないことを強調した一方、獲得へ前向きとされるオリックスやDeNAとの交渉の席に就くことが決定的になった。阪神は今後も慰留に努める方針ながら来季遊撃手の一番手候補と位置づけていた戦力流出の可能性が高まった。

 午前11時すぎ、スーツとネクタイを着けた大和が甲子園球場クラブハウスに姿を見せた。秋季練習に参加している選手のユニホーム姿とは明らかに一線を画すいでたち。トレーニング中の室内練習場を横目に球団事務所に足を運び、FA申請書類を提出した。

 「このたび、FA権を行使することを決断いたしました。シーズンが終了してから本当に悩みました。12年間お世話になったタイガースへの愛着や感謝の気持ちも言葉に表せないぐらいのものがあります。ただ他球団の自分に対する評価を聞くチャンスは今しかないという思いも強く今回の決断にいたりました。移籍を前提とした権利の行使ではなく、タイガースも含めて自分を一番必要としてくれる球団で来季プレーしたいと思います」

 報道陣には対応はしなかったため表情はうかがえない。つづった心境は球団広報から報道各社に一斉メールで送信され、無機質にも映る宣言が流出危機を強くイメージさせた。

 FA宣言選手は15日午後3時に公示され、16日から交渉解禁。内外野どこを守っても球界トップレベルで、課題だった打撃でも両打ちに転向した今季は打率・280をマークするなど需要は確実だ。福良監督がさっそく反応したオリックス、かねて興味を持っていると伝わるDeNAとの交渉は避けられない情勢となった。

 ただ、談話にもあるように大和は移籍を前提とはしておらず、宣言残留を認めている阪神も慰留の望みを捨てていない。球団事務所で大和と対面した四藤慶一郎球団社長は改めて「ぜひとも必要な戦力、選手なので絶対に残ってほしい」と訴え、秋季キャンプ地・安芸にいる金本監督も「残ってほしいね。(フロントに)頑張ってもらうしかない」と勝負の3年目に欠かせない戦力だと強調した。

 阪神はすでに複数回の交渉を重ね、今季の推定年俸5000万円からのベースアップと3年契約を提示した。他球団との交渉後に再び話し合いの場を持つ方向で調整中。年俸のさらなる上積みや年数を4年以上に伸ばすなど条件を見直し、流出阻止に努める方針だ。

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