東芝14大会ぶり8強 福山が9回代打V撃

[ 2017年11月9日 05:30 ]

スポニチ後援第43回社会人野球日本選手権第7日・2回戦   東芝4―2三菱重工神戸・高砂 ( 2017年11月8日    京セラドーム )

東芝は9回、代打・福山が決勝の2点適時打を放つ
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 2回戦3試合が行われた。東芝は代打・福山亮外野手(25)の決勝打で三菱重工神戸・高砂を下し14大会ぶりのベスト8進出。トヨタ自動車は東京ガスに競り勝ち、日本生命は延長12回タイブレークで大阪ガスに逆転サヨナラ勝ちした。

 切り札が大仕事をやってのけた。同点の9回2死満塁、東芝の代打・福山がファウルした1球目と同じフォークを捉え一、二塁間を破る決勝の2点適時打。14大会ぶりの8強に導いたヒーローは「当たりはよくなかったけど、いいところに飛んでくれた」と自然と笑みがこぼれた。

 3年目でたどり着いた2大大会の初打席だった。東海大相模、駒大ではともに主将。高校3年夏の甲子園大会で準優勝し、大学4年時には明治神宮大会で優勝も味わった。エリート街道を歩んできたが入社後は持ち前の打撃で結果を出せず。今夏の都市対抗ではメンバー外となり観客席からチームの4強入りを見つめた。

 「高校、大学でも控えの選手を見てきたので腐ることはなかった」。朝6時から駒大の先輩でもある椎葉謙コーチに打撃投手を務めてもらい毎日1時間の打撃練習。調子を上げ今大会のベンチ入りを果たした。工藤賢二監督も「一番の勝負どころでと思っていた。最高の仕事をしてくれた」と称えた。 (吉村 貢司)

 ▼三菱重工神戸・高砂の守安(初戦でも延長16回を投げ抜いたエースは9回に力尽き)疲れは取れていたのですが、無駄な四球が多すぎました。

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2017年11月9日のニュース