1メートル98の巨漢ハラデー氏 日本人苦しめた本物の「壁」

[ 2017年11月9日 05:56 ]

墜落死のハラデー氏悼む

10年地区シリーズ第1戦で無安打無得点試合を達成し、喜ぶハラデー氏(右)(AP)
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 ハラデー氏は1メートル98、102キロのがっちりとした体形で、まさにMLBを代表する大投手だった。一番記憶にあるのは11年シーズン終盤、当時ドジャースにいた黒田博樹の言葉だ。「去年も今年もハラデーと投げ合ったんですけど、プレートに軸足のスパイクの跡が残っていて、スパイクのサイズだけで負けている。気分的にはこれくらい」と、両手で自分の靴の半分くらいの大きさを示した。

 黒田はハラデー氏が21勝でサイ・ヤング賞を獲得した10年と、19勝をマークした11年の円熟期に投げ合った。成績は1勝1敗の互角だが「ああいうスパイクの大きさを見ると余計に実感しますよ」と、大投手の存在感と威圧感を肌で感じ取った。

 「いいボールを投げるよね」。そう言っていたのはマリナーズ時代のイチローだった。02年に19勝、03年に22勝とリーグを代表する投手に急成長していた頃。イチローは闘争本能を刺激してくれる好敵手の誕生にうれしそうだった。多くの日本選手の「壁」となり、そして本物のメジャーを実感させた男。それがハラデー氏だった。 (奥田秀樹通信員)

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