薮田、フォーク試す! 侍ジャパン合流、さらなる飛躍へ

[ 2017年11月9日 06:39 ]

侍ジャパンに合流するため、キャンプ地の宿舎を出発する広島・薮田
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 「アジアプロ野球チャンピオンシップ2017」(16日〜19日、東京ドーム)に出場する広島・薮田和樹投手(25)が8日、ひと足早く秋季キャンプを打ち上げた。前日7日のブルペンでは、シーズン中に封印していたフォークを解禁。来季をにらみ、国際大会での試投に意欲をみせた。9日から、宮崎市のSOKKENスタジアムである日本代表合宿に臨む。

 8日のキャンプ地・日南はあいにくの雨模様。薮田は、9日のシート打撃に登板予定の塹江、高橋昂ら左腕5投手とともに、天福球場から約5キロ離れた東光寺球場で始動し、軽めのメニューで切り上げた。初の代表戦を前に胸は高鳴る。

 「国際大会は全くイメージがないけど、若くして活躍する選手とプレーできるのは楽しみ。多くのものを吸収できればと思う」

 準備万端だ。チームは10月24日に無念のクライマックスシリーズ敗退。薮田は2日後の26日から動き始め、体を追い込みながらボールを握ってきた。秋季キャンプ初日の7日には、さっそくブルペン入り。佐々岡2軍投手コーチが見守る中、投球練習に汗を流した。

 カーブにカットボール、宝刀のツーシームなど変化球を交えながら92球。深めに握るフォークも解禁していた。「シーズンで投げたのは1試合だけ」の落ちる球。右打者の内角や、左打者の外角に沈んで落ちる「ツーシームの精度が上がったため、投げる必要がなかった」変化球だ。

 「余裕があれば、侍で投げてみたい。来季につながるように」

 15勝3敗の好成績をマークし、セ・リーグ勝率1位(・833)の初タイトルに輝いた今季。球種が増えればそれだけ、さらなる飛躍を誓う来季の武器になる。試投するのに国際大会は格好の舞台と言っていい。

 侍ジャパンを率いる稲葉新監督は右の薮田と左の田口(巨人)を主戦格として期待。本人の意識も十分だ。

 「期待に応え、与えられた仕事を果たしていきたい。自分にとってはいい練習材料。来季に向けて、いい経験になると思う」

 9〜13日までの合宿を経て16日から東京ドームで韓国、台湾と対戦する。日の丸を初めて背負い、どんな姿を披露してくれるのか。来季につながる快投に期待だ。(江尾 卓也)

 ≪西川「楽しみたい」≫ 西川も薮田とともにキャンプ地を離れ、侍ジャパンに合流した。2日間のキャンプでは「よりいい状態に近づけるように」スイング量を数多くこなした。「始まるな…という気持ち。年齢が近いので、いい雰囲気でできると思う。自分なりに楽しみたい」。侍には社会人の王子時代に同じ東海地区でしのぎを削った西武・源田(トヨタ自動車)も参戦。「勝ちに貢献しつつ、勉強し、収穫のある大会にしたい」と意気込んだ。

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