マエケン 米サイトがメジャー2年目に期待「ブレイクする選手の一人」

[ 2016年12月13日 11:00 ]

ドジャースの前田健太 (AP)
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 米国のスポーツサイト「ファンサイデッド」は12日にドジャースの前田健太投手(28)を取り上げ、メジャー2年目の活躍に期待する記事を掲載した。

 前田はメジャー初年度となった今季、32試合に登板して16勝11敗、防御率3・48。チームトップの勝ち星を挙げる活躍でドジャースの地区優勝に貢献した。記事では海を渡った右腕を次のように評価している。

 「前田は他の日本人投手と同様に肘への不安があった。どの程度できるのかといった疑問はあったが、彼はとてもよくやった。防御率とWHIP(投手が1イニングあたりに自分の責任で許した走者の数)は日本時代に比べて成績を落としたが、奪三振と与四球に関してはメジャーでもパフォーマンスは変わらなかった」。

 前田は広島での最終年となった昨季、防御率2・09でWHIPは1・10。今季の防御率は既述、WHIPも1・139なので指摘通りだ。179奪三振と与四球50は昨季と比べて際立った変化はない。メジャーにうまく適応できていると言えるだろう。記事はさらに続く。

 「ナ・リーグの球団に所属していたことが前田の好成績を後押しした。なぜなら、指名打者を採用しているア・リーグとは違い、ナ・リーグでは打力のない投手も打席に立つからだ。もし、ア・リーグのチームに所属していたら、このような成績を残せなかったかもしれない。また、前田の登板時には平均で4・91得点という味方打線の援護も忘れてはならない」。

 投手の評価を数値で示す「プレーヤーレイター」において、今季の前田は7・12で19位。前後の順位を見ると、18位は7・17でカブスのラッキー、20位はホワイトソックスのキンタナで7・09だった。ちなみに、1位はナショナルズのシャーザーで12・89。ヤンキースの田中は7・99で15位だった。記事は来季への期待で結ばれている。

 「ドジャース打線は来季もさほど変化はないため、援護点は得られるだろう。前田は故障さえなければ、いくつかの課題を克服してプレーヤーレイターのトップ15に入るかもしれない。カーショー、ヒルに次ぐ3番手の先発投手となる前田。2017年シーズンにブレイクする選手の一人となるかもしれない」。

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2016年12月13日のニュース