球児打てず…巨人、オープン戦初連敗 由伸監督「あとがなかなかね」

[ 2016年3月7日 05:30 ]

<神・巨>完敗にほおづえを付いて意気消沈の高橋監督

オープン戦 巨人1-6阪神

(3月6日 甲子園)
 先発としてモデルチェンジした阪神・藤川を打ちあぐねた。巨人の高橋監督は印象について問われると「特にはないね」と多くを語らなかったが「先発と、今までのような抑えでは(スタイルが)全然違う。前と比べることではない」と新・藤川に警戒を強めた。

 かつての速球派から変身した右腕に、4回3安打1失点と抑えられた。150キロ超の直球はないが、切れは健在。そこに多彩な変化球をちりばめてきた。初回1死三塁から長野の中前適時打で先制したが、後続が倒れると、その後は好機をつくれなかった。

 変化したスタイルだけでなく、球種も増えていた。米国で習得したツーシーム。藤川と同学年で3打数無安打に終わった村田は「スピードは落ちたけどスピンが利いていた。いろんな球種を投げてきた。ツーシームは初めて」。ベース手前で内角に鋭く入ってくる右打者は、詰まらされる場面が多かった。

 オープン戦初の連敗。「いい形で(初回に)点を取ったけど、そのあとがなかなかね」と指揮官。シーズンでも対戦する投手だけに、対策を練る必要がある。(川手 達矢)

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2016年3月7日のニュース