ドラ2近藤大、ローテ5番手浮上「1軍で勝てるレベル」

[ 2016年3月7日 09:45 ]

<オ・ロ>5回2失点と好投した近藤大

オープン戦 オリックス5-4ロッテ

(3月6日 わかさ)
 オリックスのドラフト2位・近藤大が、ロッテ戦でオープン戦初先発し5回5安打2失点の力投。一躍、先発ローテーションの5番手に急浮上し3月26日の西武戦(西武プリンス)に先発する可能性が出てきた。

 「緩急も使えた。(77球投げた)スタミナも大丈夫」

 先発用として試した球速の遅いスライダーもまずまずで、手応え十分の投球。「先発テスト」と位置づけた首脳陣に猛アピールした。打者20人に対し18度も初球をストライクから入る安定した内容に酒井投手コーチも大絶賛。「素晴らしかった。1軍で勝てるレベル。これで(先発)枠はあと1つになったかな」と一気に押し上げたことを示唆。金子、西、ディクソン、東明の4人は当確で、残り2枠を競争させてきたが、その1つを近藤大に抜てきするつもりで、山崎福、近藤一らを「ごぼう抜き」した形だ。

 現状、登板日は確定していないが、25日からの開幕3連戦に投げる投手は3週目のソフトバンク2連戦で一人減ることになり、5番手候補が開幕カードに登場することが濃厚。「3・26」の第一候補とみられた山崎福に近藤大が取って代わる形となった。

 この日は古巣のパナソニック社員などで結成された「応援隊」も球場に駆けつけ「元気な姿を見せられたのがよかった」と喜んだ。大商大時代に何度も戦った、わかさスタジアム京都で躍動。目標の新人王へ、歩み出した。(鶴崎 唯史)

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2016年3月7日のニュース