小笠原「あんなに飛ばされたのは初めて」バレに被弾

[ 2016年3月7日 05:30 ]

<中・ヤ>初回2死三塁、バレンティンに一発を浴び汗をぬぐう小笠原

オープン戦 中日1-10ヤクルト

(3月6日 ナゴヤD)
 洗礼を糧にする。中日のドラフト1位・小笠原がヤクルトとのオープン戦に先発。初回にバレンティンに2ランを浴び1回2安打2失点と、ほろ苦い本拠地デビューとなった。

 「プロの厳しさも感じた。1球の重みも感じた。あんなに飛ばされたのは初めて」

 初回2死三塁。シーズン60発の日本記録を持つバレンティンに対しフルカウントから143キロの真っすぐで勝負。内角をえぐるはずが真ん中高めにいき左翼席へ運ばれた。

 それでも収穫は大きい。攻めの姿勢を貫き最速は144キロを計測。「逃げたら成長できるものもできない。攻めた方が自分のため。コースに決まったのも多かった」。21球のほとんどが真っすぐで、果敢に内角も攻めた。初実戦となった2月28日の韓国・LG戦では初回に2与四球だったが、この日は最初の2人を直球で飛球に打ち取った。

 谷繁監督は「いいんじゃないですか。イニングを伸ばすと、どういうふうになるか、これから」と投球回の延長も示唆。開幕1軍へのテストは続く。(水口 隆博)

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2016年3月7日のニュース