阪神メッセ 開幕投手最有力 藤浪は故障明けで登板間隔を優先

[ 2016年2月26日 05:30 ]

ブルペンで投球練習をするメッセンジャー

 阪神のランディ・メッセンジャー投手(34)が、3月25日の開幕・中日戦(京セラドーム)に先発する可能性が25日、高くなった。一騎打ちの様相だった若きエース・藤浪との開幕投手争いだったが、立候補していた7年目の助っ人が2年連続、自身3度目の大役を務めることになりそうだ。

 金本阪神の初陣は、メッセンジャーに託されることになりそうだ。開幕までちょうど1カ月となり、首脳陣は投手陣のオープン戦期間中のローテーションをすでに編成。助っ人右腕が「3・25」へ向かう「逆算ローテ」が浮かび上がってくる。

 メッセンジャーは14日の紅白戦(宜野座)で1回無失点と上々の内容で初実戦を終え、次回は27日の韓国・サムスンとの練習試合(宜野座)で2イニング登板。その後は、ともに中6日で3月5日のロッテ戦(甲子園)、12日の日本ハム戦(甲子園)と登板を重ね、18日の中日戦(ナゴヤードーム)で最終調整を完了。中6日と万全の態勢で、開幕戦を迎えることが予想される。

 開幕投手の座を争っていた藤浪は次回、28日の紅白戦(宜野座)で4イニングを投げる予定で、開幕戦に登板するためには、登板間隔を詰めていく必要がある。しかし、右肩関節の炎症から復帰明けで、負担の大きくなる登板間隔の短縮は考えにくく、球団関係者の1人も「(オープン戦期間中の藤浪は)無理に登板間隔を詰めるようなことはしたくない。極端に登板間隔を空けることもなるべく避けたい」と説明した。

 一度、登板を飛ばすなど、間隔を空ければ開幕戦への道筋も立つが、本人が実戦登板を重ねて調整したい意向を示しており、このまま開幕まで中6、7日の間隔を守っていくことが濃厚だ。

 何よりも、メッセンジャーは人一倍、開幕投手への思いを強くしてきた。キャンプ中も「もちろん、自分がやるつもりでいる」と自信満々に宣言。体を絞って来日し、例年はしてこなかった休日明けのブルペン投球も敢行するなど、栄えあるマウンドを託されるに値する姿勢を示してきた。

 金本監督は「(開幕投手をできず)モチベーションが下がるなら、そっち(開幕戦)に行ってくれ」と開幕投手を指名する上で、選手の士気も考慮することを示唆している。背番号54が大役を意気に感じ、大きな熱量を持って開幕戦に臨むことは容易に想像がつく。

 4度の2ケタ勝利を含む、過去5年で挙げた56勝はチームトップ。猛虎の大黒柱としてフル回転してきたメッセンジャーが、今年も先頭に立ってチームをけん引する。

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