実戦向き?中日ドラ1小笠原、乱調も「思いつきで試した」新球で変身

[ 2016年2月26日 08:09 ]

シート打撃に登板する小笠原

 まるで別人だった。中日のドラフト1位・小笠原(東海大相模)を変身させたのは、握りを変えた新スライダーだった。初の実戦形式の登板。野手を置かない変則シート打撃で、打者10人に対し、2安打2四球で3失点だったが、1イニング目と2イニング目で内容は変わった。

 「1イニング目と2イニング目の合間に、(捕手の)木下さんとキャッチボールして、思いつきで試したらいい感じだった」

 1イニング目は2四球と堂上の中前打で無死満塁のピンチを招く。赤坂には直球を狙われ、左翼線へ走者一掃の二塁打を浴びた。それでも、11年ドラフト1位の高橋をこの日最速の142キロ直球で見逃し三振に仕留めた。迎えた2イニング目だ。再び迎えた高橋への2球目。これまでのスライダーとは軌道が異なり、速く、小さく打者の手元で曲がった。4球目にも同じスライダーを投じて中飛に仕留めた。リズムを取り戻した高卒左腕は赤坂をツーシームで三ゴロ、井領は直球で二ゴロの3者凡退。「(高橋)周平さんに投げたスライダーが一番良かった」と振り返った。

 昨夏の甲子園優勝投手。その時に武器にした球速の遅いスライダーは「カーブになりました」とあっさり名称を変更した。23日のブルペン投球では「(高校)引退後は投げていなかった」と沈むツーシームも解禁したが、手先の器用さとセンスの良さ、打者への対応力を37球の中で証明した。今キャンプは6日の初ブルペン、19日のフリー打撃登板と、1歩ずつ階段を上がってきた。

 「真っすぐの質と制球を上げないと。危機感しかない」と反省も口にした。27日のDeNA戦(北谷)か、28日の韓国・LG戦(同)で予定される実戦デビューへ、その目は向いていた。

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