ソフトB千賀 オコエに最速152キロ 工藤監督あとは「長いイニング」

[ 2016年2月26日 05:30 ]

<ソ・楽>2回を1安打無失点の千賀

練習試合 ソフトバンク9―2楽天

(2月25日 アイビー)
 ソフトバンクの千賀滉大投手(23)が25日、楽天との練習試合で2回1安打無失点、3奪三振と好投。今季初実戦ながら最速は152キロをマークし、話題のルーキー・オコエ瑠偉外野手(18=関東第一)との対決も右飛に仕留めた。今キャンプでは右手中指のマメをつぶし出遅れたが、開幕カードの楽天相手に先発ローテーション入りを大きくアピールした。

 アイビースタジアムがどよめいた。初回。楽天の1番・オコエに投じた千賀の初球は152キロを計測した。球団が発表した日中の気温は7度。今キャンプで最も低い数字だったが、それでも初球からアクセル全開だった。

 「実戦登板は日本シリーズ以来だったので、力んだし(球が)滑ったし、力みすぎました」

 苦笑いの中にも自信の笑みが光る。この試合まで実戦7試合で9打点のルーキー・オコエは右飛に仕留めた。「いきなり、強いの(打球)打たれた。アウトになってよかった」と自嘲気味に言うが、力のある直球で押し込んだ千賀の完勝だった。「切れが凄かった。追い込まれたらフォークがある。一発で仕留めないといけなかった」と18歳を脱帽させた。さらに初回2死で対戦したドラフト3位・茂木(早大)には151キロで二ゴロ。茂木は「藤浪のような投げてからの勢いを感じました」と20日の練習試合で対戦した阪神のエースに例えた。

 先発定着を期した今季のキャンプは第2クールで右手中指のマメをつぶし、出遅れるという最悪の展開。ただ、焦らなかった。「初日の千賀を見たら先発1本でやりたいという思いは出ている。マメがつぶれ何日か投げられなかったとしても待ってあげられる」と工藤監督に言わしめたほどの成長を見せていた。第3クール以降は、ブルペン、キャッチボール後の右手中指のケアを欠かさずに過ごし、このアピールのマウンドへと戻ってきた。

 降板後、工藤監督から「力みすぎだ」と指摘された。ただ、それも期待するからこそのエールでもある。ローテーション入りの可能性を問われた指揮官は「考えられる存在ではある」と評価。その上で「先発は長いイニングを投げるのが、大事。常に100%で投げている投手はいないんだから」と力投型の右腕に対し乗り越えるべき課題も出した。

 「マメのことを気にせず投げられたので一安心です」。日本一3連覇への新戦力として期待される千賀は、指先に確かな手応えを感じていた。
 (福浦 健太郎)

 ▼オリックス・依田栄二チーフスコアラー(キャンプ中に)マメがつぶれるアクシデントはあったけれど、全然問題はなさそうだね。152キロ?千賀だからね。ローテに入ってくれば、ますます層が厚くなってくるよね。

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