筒香 バット折り同点打!恩師キヨシ泣かせた「カッコいいよ!」

[ 2015年11月15日 06:35 ]

<米国・日本>6回1死一、二塁、筒香はバットを折られながらも中前適時打を放つ

プレミア12予選ラウンドB組 日本10―2米国

(11月14日 台湾・桃園)
 手にはバットの折れた感触が、まだ残っていた。3安打3打点の侍ジャパン・筒香は、ミックスゾーンで静かに振り返った。

 「成長できている。もっと力をつけて成長したいです」

 反撃ののろしを上げた。0―2の4回2死二塁。グルーブの初球、外角寄りの直球を逆方向に運んだ。左中間を切り裂く適時二塁打。今季インディアンス傘下3Aで9勝を挙げ、初回からの3イニングを内野安打1本に抑えられていた右腕を叩いた。「重たい空気を変えてくれた。きょうは筒香です」と小久保監督。1―2の6回には同点打、3点リードの7回にも適時打。ともに外角低めの球に食らいつき、バットを折りながら中前に運んだ。

 恩師を感激させた。テレビ解説のため生観戦したDeNAの中畑清前監督は「カッコいいよ!教えたかいがあったよ!」と目を潤ませた。筒香は辛勝した12日のドミニカ共和国戦(桃園)は2打数無安打で、守備で飛球を見失い、同点とされた。痛恨のミス。中畑氏から試合前に言葉を贈られた。「いい演出をしたな!同点に追いつかれてからの勝利。ああいう試合は勢いがつくんだ」。おかげで気持ちを切り替えることができた。

 4番・中村剛、6番・中田に挟まれ「最初は変な感じがした」という5番打者だが、「中田さんが後ろにいるので、気楽に打席に入れる」と好調を維持する。台湾に持ち込んだ4本のバットのうち2本を失った。その代わりに自信を手にした。「世界一を獲ることが目標。引き締めたい」。そう言うと、ビニール袋に入った真新しいバットを左手に握って球場を後にした。 (神田 佑)

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