和田 5年ぶりソフトB復帰!松坂世代で日本一3連覇誓う

[ 2015年11月15日 05:30 ]

ユニホーム姿を披露し工藤監督(右)と笑顔の和田

 大リーグのカブスを戦力外となり、古巣ソフトバンク入団が決まった和田毅投手(34)が14日、福岡市内で記者会見に臨んだ。

 5年ぶりとなるユニホーム姿を披露して「メジャーで投げるという僕の夢をかなえさせてもらった。ホークスに恩返しをしないまま、野球人生を終えたくない」と語った。3年契約の年俸総額12億円プラス出来高払いで、背番号は渡米前の21に決定。岩崎は21から17に変更になることも併せて発表された。

 大リーグでプレーする道を模索するのか、古巣復帰かの二者択一で悩んだという和田。代理人にマイナー契約のオファーも届いていた中、燃え尽きる前の復帰を決断した。12年に左肘の手術を受けるなど米国では故障に苦しんだが、ツーシームやカットボールなど学んだことも多い。「(16勝挙げ日本一に貢献した)11年のようにチームの柱になれるよう活躍したい」と抱負を述べた。

 モチベーションは他にもある。「僕らの世代は(現役選手が)減ってきているけど、まだまだやれる。大輔(松坂)を先頭に頑張っていきたいですね」。8月に右肩を手術した松坂は来春の開幕には間に合う見通し。阪神・藤川ら80年度組の「松坂世代」が一線でやれるところを見せつける。

 工藤監督は「彼くらい実績のある選手と、そうではない人が同じラインで戦うことはない」と早くも開幕ローテーション入りを示唆。開幕カードの3月25~27日の楽天戦(コボスタ宮城)は仙台の寒さを考え、ヤフオクドームでの開幕カードとなる同29、30日の西武戦で先発させたい意向だ。

 会見後はヤフオクドームを視察。投手には不利なホームランテラスが新設されたが「大丈夫。カブスのスタジアムの方が狭いですからね」。日本一3連覇への使者は、そう声を上げて笑った。 (福浦 健太郎)

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