横浜 勝利の陰の立役者・大竹 “仮想中川”として投げ続けた

[ 2015年7月28日 08:15 ]

<横浜・桐光学園>延長10回1死二塁、サヨナラ打を放ち祝福される石川(中央)

第97回全国高校野球選手権神奈川大会準決勝 横浜4―3桐光学園

(7月27日 横浜)
 横浜が3戦連続逆転勝ちで決勝に駒を進めた。

 同点の延長10回に石川達也投手(2年)がサヨナラ打。神がかり的なしぶとさでついに頂点まであと1勝とした。

 そんな劇勝を支えたのは、控えの3年生投手だった。アンダースローの大竹将哉投手(3年)。最後の夏は残念ながらベンチ外となったが、桐光学園のサブマリン・中川対策として、チームのために準々決勝後から準決勝前までの2日間、腕を振り続けた。

 そして迎えた準決勝。桐光学園はエース左腕・恩地を先発に据えたが、3回途中で早々に交代。中川が2番手として登板した。

 6回に同点とされたが、7回に1番・増田が中川から値千金の同点ソロ。増田は「大竹さんがずっと投げてくれていたので(目が)慣れていた。全然負ける気がしなかった」と感謝した。

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2015年7月28日のニュース