天理　背番号７が１失点完投！２季連続、２７度目の夏切符

＜天理・大和広陵＞甲子園出場を決めた天理ナインはスタンドの応援団のもとへダッシュ

第９７回全国高校野球選手権奈良大会決勝 天理８－１大和広陵

（7月27日 佐藤薬品スタジアム）
　天理が大和広陵を８―１で圧倒。２季連続となる夏２７度目の甲子園を決めた。

　０―０の５回に１点を奪ってなお１死満塁で斎藤が２点右前打。「みんながつないでくれた。強い打球を打つことだけを考えた」という一打が導火線となり一挙８点を奪って試合を決めた。

　今センバツで２試合計１５回１／３を４失点だった斎藤は、７月１日のバント練習中に利き手の左手中指を骨折。背番号１でベンチ入りも３日前にようやくキャッチボールを再開しこの日は左翼でフル出場した。１失点完投した背番号７、冨木は「甲子園では野手として斎藤が安心して投げられる雰囲気をつくりたい」と、エースの復活を期待していた。

　◆天理（奈良）ＯＢに柔道で五輪３連覇の野村忠宏ら。ラグビーも強い。