来た~!Gコケて1・5差 虎の2冠福留「僕だけじゃなく全員で」

[ 2015年6月20日 08:16 ]

明るい表情でティー打撃をする福留

 阪神は、20日のヤクルト戦(甲子園)でリーグ戦を再開する。この日、首位巨人が敗れゲーム差は1・5に縮まったが、浮上には攻撃陣の奮起が不可欠。本塁打&打点でチームトップの福留孝介外野手(38)も「何とか手助けしたい」と行き込んだ。第1戦に先発するメッセンジャー登板時は、好成績を残しており、数字の後押しも受け、チームをけん引する。

 鋭いスイングから放たれる鋭角な打球が期待をさらに高める。甲子園球場に隣接する室内練習場で行われた全体練習。福留はフリー打撃においてマスコットバットで快音を連発しリーグ戦再開へ向けた最終調整を終えた。戦闘態勢を整えた表情には、すでに闘志がみなぎっていた。

 「2日間(の練習で)、個々でやってきたことをグラウンドでやろうと思う。頭も体もリフレッシュできたんじゃないでしょうか。いい形でスタートできる」

 16日の交流戦終了後は蓄積疲労を軽減する一方で、バットを振り込むなど先を見据えた準備にも取り組んで来た。チームは今季、ここまでヤクルト戦は6勝2敗とリードしている。同一リーグ相手の再開には、これ以上ない相手。加えて、福留の背中を押してくれる数字も存在する。

 第1戦の先発はメッセンジャー。助っ人右腕が登板した試合はここまで40打数12安打の打率・300、1本塁打、7打点。相手先発・石川との通算成績も84打数27安打の同・321、4本塁打、19打点と好成績を残しており、期待は膨らむばかり。それゆえ、自身はもちろん、野手一丸で援護することを約束した。

 「メッセで勝つことが大前提。何試合か、野手として(メッセンジャーを)手助けできていないので、その(手助けする)つもり。勝つために、僕だけじゃなく全員で」

 ここまで31勝33敗と負け越す大きな要因となっているのが、低調な攻撃陣。チーム打率・229、同得点194、同本塁打29、同盗塁22はすべてリーグワースト。そんな状況下でも3位にいる。だからこそ、和田監督は「盗塁数だけじゃなく、本塁打数も全部ダメだ。個々の数字を上げていかないといけない」と各打者の底上げを厳命した。

 残り79試合。首位巨人とは1・5差で十分に逆転できる位置にいるが、勝ち方を知っている福留は、最終的に勝つために一番大切なものが何かも知っている。

 「(首位の)チャンスはあると思う。ただ上を見ても下を見ても油断はできない。上だけを見るより自分たちだけを見ることが大事。その中での結果」

 ゴールへの道のりは長いが、節目で勝つことは絶対に必要。打点と本塁打でチームトップを走るベテランの打棒が、猛虎に勢いを、そして「福」を呼ぶ。

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