キヨシ絶不調11連敗…筒香、凡打にバット叩きつけた

[ 2015年6月20日 05:55 ]

<D・広>ベンチで苦悩の表情を見せる中畑監督

セ・リーグ DeNA1-3広島

(6月19日 横浜)
 交流戦が終わっても泥沼から抜け出せない。今季対戦成績7勝2敗と得意にしていた広島にも敗れて、引き分けを挟んで11連敗。DeNA・中畑監督は「負の流れを防ぎきれない結果。何を言っても言い訳になる。勝ち試合をつくるしかない」と険しい表情で声を振り絞った。

 スコア以上の差があった。井納は8回まで3失点と粘ったが11安打を浴びて3者凡退は1度だけ。「粘れば良いという問題じゃない」と唇をかみしめた。打線も7回にバルディリスの右前適時打による1点のみ。4番・筒香は4打数無安打で7回無死二塁で中飛に倒れた際は普段冷静な男が珍しくバットを叩きつけて「打てないのは自分の実力。自分たちでどうにかするしかない」と悔しさをあらわにした。

 今月は1勝11敗1分けと8試合を残して負け越しが決定。借金2に膨らんだが首位・巨人と1・5差は変わらず。「ワンプレーを無心になって、ばかになってやればいい。駄目ならしようがない。俺が責任を取ればいい」と指揮官。救いはナインに暗さがないことだ。まだ遅くない。トンネルを抜ければ、光は見える。

 ▼DeNA・高田繁GM テコ入れ?それは必要ない。この人たちで頑張ってくれて上にいたんだから。

 ▼DeNA・井納(8回3失点の力投も今季5敗目)初回の失点で相手に勢いをつけさせた。粘れば良いという問題ではない。3者凡退も(1度と)少なかった。

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