オリックス12球団大トリ1勝 938日ぶり中島弾で目覚め

[ 2015年4月2日 06:03 ]

<ソ・オ>6回1死、1号ソロを放った中島

パ・リーグ オリックス10-7ソフトバンク

(4月1日 ヤフオクD)
 やっと勝利に貢献する仕事ができた。開幕から4番に座り続けたオリックス・中島は、12球団で最後の今季初勝利を呼び込む移籍1号に笑った。

 「球場が狭くなったから入ったんかな。相手に打たれてばかりだったので、打ったろうと思っていた」

 2点を追う6回。1死無走者で迎えた第3打席だ。武田のスライダーが外角高めに浮いたところを逃さなかった。打球は今季から新設された「ホームランテラス」を越え、左翼席へ弾丸ライナーで届いた。西武時代の12年9月5日のソフトバンク戦(西武ドーム)で山田から放って以来、日本では938日ぶりの一発で流れは変わった。

 2死から連打で二、三塁とし、安達が中前へ逆転2点適時打。T―岡田の左前2点適時打まで7安打2四球の9者連続出塁で、一挙8点を生んだ。前日までの4試合で3試合が零敗だったが、吹っ切れたように12安打10得点と打ちまくった。

 中島は開幕から4試合連続安打していたが、チームは4連敗。パ・リーグで開幕5連敗したチームでリーグ優勝は過去になかった。追い打ちをかけるように、左膝痛の主砲ブランコが出場選手登録を抹消。「V率0%」の瀬戸際でも、中島は平常心だった。「やばい。守備練習で膝を痛めた」と深刻そうにベンチ裏へ消えたのも、中島流のエイプリルフールの演出。チームの中心で前を向き続けた。

 前夜。平野恵の呼びかけで試合後、選手のみでミーティングを開いた。昨季、勝率2厘差でリーグ優勝を逃したナインは1勝の重みを再確認した。森脇監督も「中島は効果的な一発だった。ようやくうちらしい攻撃が出た」と話した後「きょうは終わった」と余韻に浸ることはなかった。

 中島は「僕自身も次につながる大きな一本を打てて良かった」と言った。マイナー暮らしだった米国での不遇の2年間を経て、日本球界に復帰。チームの巻き返しのために、思う存分暴れる。

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