記録ずくめのジ軍バムガーナー チームメートも「人間離れ」

[ 2014年10月30日 17:05 ]

ワールドシリーズMVPに輝いたジャイアンツのバムガーナー投手 (AP)

ワールドシリーズ第7戦 ジャイアンツ3―2ロイヤルズ

(10月29日 カンザスシティー)
 14年のワールドシリーズはマディソン・バムガーナー投手(25)が大車輪の活躍を見せてジャイアンツに球団史上8度目のワールドチャンピオンをもたらした。

 第1戦に7回3安打1失点で、第5戦には4安打完封で勝利投手となったバムガーナー。第5戦から中2日で迎えた最終第7戦でも3―2とチームが1点をリードした場面で5回からリリーフ登板。過去2戦と変わらぬ快投を見せたバムガーナーは最後までマウンドに立ち続けてロイヤルズ打線に得点を許さず、セーブを記録。マウンド上でチームメートとここ5年で3度目のワールドチャンピオンに歓喜した。

 「すごすぎる。人間離れしているよ」とチームメートのモースも舌を巻くバムガーナーは当然のごとくワールドシリーズMVPを受賞し、人々の記憶に残ることとなった。

 記録の面でも圧巻。今回のワールドシリーズでバムガーナーは3試合の登板で21回を投げて防御率0・48はだったが、これは1度のワールドシリーズで少なくとも15回を投げた投手の中ではドジャースのコーファックスが65年に記録した0・38に次ぐ数字。

 さらに、今回の出場を含めて4度のワールドシリーズ通算防御率0・25は少なくとも20回を投げた投手の中ではワールドシリーズ史上最少の防御率。極めつけは、第7戦で5回を投げてのセーブ。これはワールドシリーズ史上、最長イニングを投げてのセーブ記録という快挙だった。

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