西武育成1位の戸川 実家で育成「サムライジャパン」に続く!

[ 2014年10月30日 08:03 ]

実家の牧場で生産された「サムライジャパン」に負けず、早期の支配下登録を目指す西武育成1位指名・戸川

 西武から育成ドラフト1位指名された北海・戸川大輔外野手(18)が29日、北海道札幌市の同校で指名あいさつを受けた。戸川は高校通算13本塁打の大型外野手。実家はホッカイドウ競馬の11年ステイヤーズカップ(重賞)を制した牡馬「サムライジャパン」を輩出した競走馬育成牧場という異色の球児だ。

 競走馬のように鼻息が荒かった。興奮を隠しきれなかった。西武から育成ドラフト1位指名された北海・戸川大輔外野手(18)が29日、北海道札幌市の同校で指名あいさつを受けた。高校通算13本塁打の大型外野手は「どんな形でもプロに入ることができるのはうれしい。チャンスをものにできるように努力したい」と身震いした。

 実家は競走馬育成牧場。ホッカイドウ競馬の11年ステイヤーズカップ(重賞)を制した牡馬「サムライジャパン」を輩出した。06年3月の第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表が世界一に輝いたことを記念し、1年後の07年3月に生まれた競走馬を「サムライジャパン」と親子で命名。同馬は13年10月に引退するまで総賞金1172万3000円を稼いだ。

 戸川は1メートル88、86キロの体格で、50メートル5秒8の俊足を誇る未完の大砲。小さな頃から競走馬を育てる大草原を走り回り、強い脚力を養った。出産シーズンは夜中までお産を手伝った。下宿生活をする今でも実家に戻れば、水おけの水くみなど手伝いにいそしむ。

 まずは支配下登録、さらには侍ジャパン入りを夢見る。高校2年秋に投手から外野手に本格転向してわずか1年だが、首脳陣からは「右のソフトバンク・柳田」と力強いスイングを評価されている。「チームで一番下の立場なので、上へ上へと行くだけです」。育成からの入団。野球サラブレッドではないが、夢を追って必ずつかむ。

 ◆戸川 大輔(とがわ・だいすけ)1996年(平8)4月29日、北海道生まれの18歳。日高厚賀小2年時から投手として野球を始め、日高厚賀中では札幌グロウィングス(現札幌北広島ボーイズ)に所属。北海では1年秋に背番号「1」でベンチ入り。2年秋に外野手に転向した。実家は競走馬育成牧場。1メートル88、86キロ。右投げ右打ち。

 ◆サムライジャパン 2007年(平19)3月7日、北海道日高町・戸川牧場生まれの7歳馬。牡。父・ネオユニヴァース、母・アシヤマダム。46戦8勝で総賞金は1172万3000円。主な勝ち鞍は11年ステイヤーズカップ(重賞)。調教師は広森久雄。鹿毛。

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