巨人 大リーグ超大物に食指の理由 打撃だけではない魅力

[ 2013年12月6日 08:04 ]

巨人が獲得に向け調査を進めるジェーソン・ベイ。メジャー通算222本塁打を誇る強打者だ

 巨人が元マリナーズのジェーソン・ベイ外野手(35)の獲得に向け、調査していることが5日、分かった。今年8月にマ軍をフリーエージェント(FA)となったベイは、メジャー通算222本塁打を誇る右の強打者。今オフは日本一奪回に向け、大型補強を敢行している原巨人。外国人選手の補強にも全力を注ぐ。

 今オフの外国人選手の補強ポイントは左打ちの外野手だった。今季加入したロペスは右打者。昨年から2年間在籍した左打者のボウカーは打撃が安定せず、来季の契約を結ばなかった。ベイもロペスと同じ右打者だが、日本シリーズでチーム打率・182に終わった巨人には、その長打力と勝負強さは魅力的だった。

 今季の巨人の外野手で、来季も定位置が約束されているのは長野だけ。ベテランの高橋由や矢野、亀井、松本哲らは横一線のスタートとなる。ベイはメジャー通算95盗塁。堅実な外野守備にも定評があり、走攻守そろっている。獲得すれば外野の2枠を埋めることができ、打線も固定できる。

 日本シリーズで楽天に敗れた後、渡辺恒雄球団会長は「今度はあらゆる補強をして勝つ」と大型補強を示唆した。その言葉通り、広島と西武からそれぞれFAで大竹と片岡を獲得。中日を戦力外になった井端も加わった。さらにメジャー通算222本塁打の大物助っ人。日本一奪回に向け、妥協はしない。

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