阪神 ドラ1候補、済美・安楽を新年始動日から密着マーク

[ 2013年12月6日 06:34 ]

済美の安楽

 「藤浪流」密着マークで、「恋人」を落としてみせる。阪神が来年のドラフト1位候補にリストアップしている済美(愛媛)の安楽智大投手(2年)に対し、新年1月4日の同校始動日から四国担当の山本宣史スカウトを派遣することが5日、分かった。

 最愛の「恋人」に対しては一番乗りが礼儀だ。来年1月4日の済美の始動日に、早々と猛虎が動く。当日、愛媛県松山市に位置する同校グラウンドのネット裏には、大阪から派遣された担当の山本スカウトが座っているはずだ。そして安楽の一挙手一投足に目を光らせているに違いない。一番乗りしたからといって、ドラフトで獲得できる可能性が高くなるわけではない。それでも行く。それが「誠意」だからだ。

 「安楽君は、来年の目玉。もちろん初日から行かせますよ」

 球団関係者の言葉にも、おのずと力がこもる。1メートル87、85キロの堂々たる体格から、最速157キロの直球を投じる高校ナンバーワン右腕。その実力は今年の春夏甲子園大会で十分、証明された。特に準優勝したセンバツでの熱投は、複数の米国スポーツメディアにも取り上げられたほど。日米が注目する大型投手から、猛虎が目を離すわけにはいかない。来年の始動日から最後の夏が終わるまで、年間を通じて密着マークを続ける構えだ。

 「藤浪流」で追いかける。昨年は1月4日の大阪桐蔭(大阪)の始動日から担当の畑山スカウトを同校に派遣し、藤浪を1年間、徹底的に密着マークした。春先から藤浪のほぼ全試合をチェックする「誠意」を示し続けた。言葉を交わすことができなくとも、練習日でも、足しげく同校グラウンドに通い続けた。その積み重ねが、4球団競合の抽選を制する「幸運」を運んできた…と言っても過言ではないだろう。

 その「手法」を安楽にも適用する。山本スカウトは、すでに入学時から右腕を追いかけ続けている。だが、念には念を押し、安楽に興味を示す他球団を突き放す算段だ。

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