青木宣親 ロイヤルズ移籍をプラスに「前向きなトレード」

[ 2013年12月6日 17:58 ]

スペシャルイベント「マニフレックスプレゼンツ MLB華の2年生組 お疲れ様パジャマパーティー~僕らの夢は続いてゆく。」に登場した青木宣親。

 米大リーグ、ブルワーズからロイヤルズへの移籍が発表された青木宣親外野手(31)が6日、渋谷区恵比寿のMLB cafe TOKYOで行われたマニフレックス主催のトークイベントに登場。自身初となるトレードが決まった心境を語った。

 青木は5日(日本時間6日未明)にロイヤルズへの移籍が発表されたばかり。「びっくりした。昨日のお昼ぐらいにトレード決まったからって連絡が来た。こんな感じなんだなって。トレードに関する考え方もアメリカと日本では違うので、少し変な感じもする」と突然の発表に素直な心境を吐露。ただ、すでに気持ちの切り替えはできているといい、「プラスにとっていいトレード。ロイヤルズの監督とGMが僕を買ってくれていると聞いているし、前向きなトレードだと思っている」。

 ロイヤルズについては「ここ数年は低迷していた部分もあるが、戦力的には整ってきて、プレーオフ争いもできるぐらいになっている。優勝を狙える強いチーム」と期待を寄せ、「バーランダーのような球界を代表する投手を打って、ロイヤルズを世界一にできるようにがんばりたい」と目標を掲げた。

 ロイヤルズGMは青木を1番・右翼で起用する方針であることを明言。「そういう選手にならないといけないし、できるとも思っている。ブルワーズでの2年間のプレーを評価されたと思っているので、同じようなプレースタイルでプレーできれば。まずはレギュラーで出ること。自分の中では毎試合出てチームに貢献したい」。年間200本安打についても「それぐらいの数字は毎年残したいと思っている。チームにとって何が必要かをしっかり考えながらプレーしたい」と力強く語った。

 青木はヤクルト時代に3度の首位打者に輝き、ポスティングシステム(入札制度)を利用して2012年にブルワーズへ移籍。メジャー2年目となる今季はリードオフマンとして、155試合で打率・286、8本塁打、37打点、20盗塁と活躍した。ロ軍は今季86勝76敗でア・リーグ中地区3位。来季は85年以来29年ぶりの世界一に向けて補強を続けており、青木は外野の全てのポジションを守れる柔軟性や・350という出塁率の高さが高く評価されている。かつて野茂英雄(45)、薮田安彦(40)、マック鈴木(38)らの日本人投手が所属していたが、野手での所属は青木が初めて。

続きを表示

この記事のフォト

2013年12月6日のニュース