呉昇桓 新兵器スプリット用意 先輩・林昌勇から情報収集

[ 2013年12月6日 13:41 ]

阪神が獲得した呉昇桓

 阪神が獲得した呉昇桓(オ・スンファン)投手(31=サムスン)は入団調印式一夜明けの5日、韓国ソウルで現地メディアの取材に応じ、聯合ニュース(電子版)のインタビューに、来日1年目の秘密兵器としてスプリットを用意していることを明らかにした。今季後半から密かに試投していたという。闇にまぎれて武器を磨く…。やはり、ゴルゴだ。

 「虎のゴルゴ」は、人知れず新境地を開拓していた。聯合ニュースのインタビューの中で、呉昇桓は秘話を明かした。

 「分からなかった方もいるだろうが、今年、スプリットを投げていた」

 ひそかに“兵器”を準備していたあたり、やはり人気漫画「ゴルゴ13」を連想してしまう。4日の記者会見。球種は増やすのか?と問われると「直球とスライダーの2種類で考えています」と即答していた。だが、しかし…。シーズン後半、さらなるレベルアップを果たすべく呉昇桓は、スプリットを試投していた。インタビューで、さらに言葉をつないだ。

 「私は指が短い方で、フォークを投げることはできない。人さし指と中指を少し広げ、スプリットを投げてみた。直球、スライダーをうまく投げることが最も重要だが、変化が必要なときは変わらなければならない」

 呉昇桓の投球スタイルと言えば、平均150キロとされる重たい“石直球”が有名だ。これに140キロ台の高速スライダーを加え、サムスン時代は9年間で通算277セーブをマーク。この実績で2年総額8億5000万円の大型契約を勝ち取ったが、現状に満足することはない。来季から挑戦する日本プロ野球でも打者を圧倒するべく、さらに引き出しを増やそうとしている。

 そのための準備も万全だ。この日はソウルで自主トレを敢行。12月中旬からはグアムでの自主トレを予定している。当地では12年までヤクルトに在籍し、サムスン時代の先輩でもある林昌勇(イム・チャンヨン)(前カブス)と合同練習。中村GMが補足説明する。

 「(情報収集など)そういう機会もあるんじゃないかな。勉強熱心みたいだからね」

 林昌勇はヤクルト在籍の5年間で、通算128セーブを挙げた。現役の韓国投手では、もっとも日本球界を熟知する男。そこから成功のノウハウを吸収し、さらなるレベルアップを目指す。

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