アニキ魂注入!楽天 金本を春季キャンプの臨時コーチに 

[ 2012年11月6日 06:00 ]

03年阪神時代、日本シリーズでも金本(右)と星野監督

 アニキ魂を注入だ!楽天が来年2月の沖縄・久米島キャンプ期間の「臨時コーチ」として、今季限りで現役を引退した前阪神・金本知憲氏(44)の招へいを検討していることが5日、分かった。

 今季は投打で若手が台頭し、4位ながら勝率5割でシーズンを終了。しかし、星野監督は常々「うちの選手は体も心もまだ弱い。本当の意味で強い選手がいない」と嘆いていた。そこで来春キャンプの臨時コーチとして白羽の矢を立てたのが金本氏。球団関係者は「特にうちの若い選手たちは、金本さんと会話するだけでも勉強になると思います」と明かした。

 現在、チームは倉敷で秋季キャンプ中。星野監督は自ら若手に過酷なノックを浴びせるなど、現有戦力の底上げを目指している。指揮官にとって金本氏は、阪神監督時代の03年にリーグ優勝を飾った際の最大の功労者。「金本臨時コーチ」が実現すればチームにとって何よりの朗報となる。

 金本氏は広島、阪神で活躍し、現役通算476本塁打。強いリーダーシップで「アニキ」と呼ばれ、世界記録の1492試合連続フルイニング出場を樹立するなど「鉄人」とも称される。

 今季、チームは釜田、美馬、辛島ら先発陣だけでなく、野手でも金本氏と同じ左打ちの銀次、枡田、島内ら若手が台頭。打撃技術論はもちろん、トレーニング方法など、そのアドバイスの全てが金言となりそうだ。

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2012年11月6日のニュース