山本監督困った!中田骨折でキューバ戦4番不在

[ 2012年11月6日 06:00 ]

5時間を越える侍ジャパンスタッフ会議を終え退室する山本監督

侍ジャパンマッチ2012 日本―キューバ

 侍ジャパン、4番不在のピンチだ。日本ハムは5日、中田翔内野手(23)の左手小指の骨折を発表。この日はWBCに臨む日本代表のスタッフ会議が都内で開かれたが、山本浩二監督(66)は16、18日の国際強化試合、キューバ戦で4番を予定していたことを明かした。4番候補の相次ぐ離脱で、侍ジャパンの打順構想に大きな狂いが生じている。

 5時間に及んだスタッフ会議。「5時間か…。疲れるよな。でも、コーチ陣もいろいろ真剣に意見を出してくれたし、あっという間だった」と話した山本監督の目は充血していた。

 6日に発表される若手メンバーが中心となるキューバ戦に続き、来年3月にフル代表で臨む本大会出場候補50人前後のリストアップも行った。しかし、会議直前に飛び込んできた「中田骨折」の一報は大きなショックだった。山本監督は「骨折だって?残念。キューバ戦では4番を予定していた」と眉をひそめた。日本ハムで年間を通じて4番を務め、巨人との日本シリーズ第6戦(東京ドーム)では一時は同点とする3ランを放つなど勝負強さもある。6日の発表会見では選手代表として参加予定だったが、これも回避。「将来の4番になる男。キューバ戦で経験を積ませたい」。指揮官が来年3月の1次ラウンドを前に、ライバル国相手に力量を見極めたかった選手こそ、中田だった。

 2年連続本塁打王の西武・中村は左膝前十字じん帯と半月板の修復手術を受け、今回のキューバ戦はもちろん来年3月の本大会参加も絶望的だ。この日招集が決まった阿部(巨人)も主将と捕手の重責を担うため、打撃面で負担はかけられない。中田が中軸として計算が立つかが、侍ジャパンの打線の厚みにかかわる。中田欠場は本大会への大きな不安材料となる。

 16、18日のキューバ戦の4番不在は深刻だ。前レイズの松井にも水面下で出場を打診していたが、実戦不足を理由に招集はならなかった。阿部も右膝裏痛のため、計算外だ。だが、厳しい船出を嘆いてはいられない。山本監督は言った。「私にとっても久しぶりのゲームになる。キューバは(1次ラウンドで)同じグループに入っている。負けられない相手でもある。全力で勝ちにいく」。本大会でも中心選手の離脱は想定できる。いかに打線を構成し、得点を挙げるか。限られた実戦で、形を模索するしかない。

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