沢村、最短1回2/3KOも…猛打に救われた

[ 2011年8月6日 06:00 ]

<ソ・巨>2回2死満塁、丸に押し出し四球を与え降板した沢村jはベンチで肩を落とす

セ・リーグ 巨人11―6広島

(8月5日 マツダ)
 チームの逆転勝利で黒星は消えたが、素直に喜べなかった。巨人・沢村が1回2/3を4安打4失点。自己最短でKOされた。

 「勝ったからいいけど、試合をぶち壊したのは絶対にあってはならないこと。ローテーションを回っている以上、もっと自覚と責任を持たないと」。スライダー、フォークが抜けて直球も走らない。初回1死一塁で丸に137キロの直球を逆方向の左翼2階席へ運ばれる先制2ラン。今季11本目の被本塁打を浴びると、2回も制球難を修正できず2者連続押し出し四球で降板。自滅だった。

 「立ち上がりが悪いのは意識していたけど…。自分でまいた種は自分で摘み取らないと」。今季100奪三振を達成したが「全然興味ない」と語気を強めた。プロで初めて迎える夏場に疲労がたまっているのは否めない。「体力がないのかもしれないし、技術不足もある。(次回登板へ)勝つために1週間追い込んでいきたい」と危機感を口にした。

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2011年8月6日のニュース