金沢・石田主将「仲間と絆」にこだわり選手宣誓

[ 2011年8月6日 06:00 ]

開会式リハーサルで、元気よく選手宣誓をする金沢・石田主将

第93回全国高等学校野球選手権大会

 選手宣誓の大役を務める金沢・石田主将は、選手宣誓文を披露し、「自分の宣誓で大会が始まるので緊張はありますが、(リハーサルは)うまく言えたと思います」と納得の表情を浮かべた。

 浅井純哉監督から「自分の考えた文章で、自分の考えた言葉で宣誓するように」との助言を受け、東日本大震災の被災地、被災者をはじめとした日本全国を元気づけられるように1人で書き上げた。「こだわったのは仲間と絆です。それをテーマに明るい宣誓にしようと思った。本番もしっかりやりたい」と気持ちを引き締めていた。

 【選手宣誓全文】

 春から夏にかけて、どれだけの時が経(た)っても忘れることのない、さまざまなことが起きました。それでも、失うばかりではありません。日本中のみんなが仲間です。支え合い、助け合い、頑張ろう。私たちは精一杯の笑顔で、全国の高校球児と、思いを白球に込め、この甲子園から消えることのない深い絆と勇気を日本中の仲間に届けられるよう、全力でプレーすることを誓います。
  金沢高等学校野球部主将 石田 翔太

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2011年8月6日のニュース