健大高崎 起死回生の一打を読んだ主将の叫び声

[ 2011年8月6日 14:16 ]

健大高崎―今治西 9回表健大高崎無死二、三塁、柳沢が左中間に同点の2点三塁打を放つ

第93回全国高校野球選手権大会1回戦 健大高崎7―6今治西

(8月6日 甲子園)
 打席に入ると、三塁走者のキャプテンの叫び声が聞こえた。「悔いを残すな!」。

 これで集中できた。チームの、そして応援席の期待を乗せた健大高崎・柳沢の打球は、左中間を深々と破る三塁打。声をかけた三塁走者の門村、二塁走者の内田も生還。追い込まれた健大高崎が息を吹き返した。

 柳沢は3回にも先制の2ランスクイズを決めた。「1回失敗してしまっていたので、必ず決めようと思った」。開幕試合で5打点を挙げ、チームに甲子園初勝利をもたらしたラッキーボーイ。こういうヒーローが登場すると、甲子園では快進撃が続く。健大高崎の次の相手は、横浜(神奈川)。今治西同様、甲子園では“大先輩”のチームに挑む。

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