「このままてっぺんまで」聖光学院サヨナラ勝利に地元歓喜

[ 2011年8月6日 21:56 ]

第93回全国高校野球選手権大会1回戦 聖光学院5―4日南学園

(8月6日 甲子園)
 聖光学院の地元、福島県伊達市では6日、同校の劇的なサヨナラ勝ちに、野球部行きつけのラーメン店の店主が「このままてっぺんさ行ってもらいたいね」と興奮、学校では留守番の生徒らが歓喜した。

 野球部員が週2、3回は訪れるラーメン店「ちんめん」の金子勲さん(72)は、店でテレビ観戦。延長までもつれた接戦に「心臓に悪いよ」。斉藤智也監督は甲子園への出発前日、金子さんに「しばらく戻らないからな」と勝利を誓っていた。

 一方、同校では部活などで残ったハンドボール部の生徒や教員ら約25人が視聴覚教室で大型スクリーンに声援を送った。白い鉢巻き姿で観戦した生徒会長の秋葉涼太さん(17)は「監督も被災者を勇気づけられるようなプレーがしたいと言っていたが、その言葉通りだった」と話した。

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2011年8月6日のニュース