がんばろう日本!東北3県の被災球児も“聖地”行進

[ 2011年8月6日 06:00 ]

<開会式リハーサル>東北3県の代表校以外の野球部員6人が「がんばろう!日本」の横断幕を持って行進

第93回全国高等学校野球選手権大会

 東日本大震災からの復興支援と位置付けられている今大会。5日に行われた開会式リハーサルで、東日本大震災で被害が深刻だった岩手、宮城、福島の東北3県の代表校以外の野球部員6人が「がんばろう!日本」の横断幕を持って行進し、甲子園の土を踏んだ。

 福島第1原発から20キロ圏内の警戒区域内にある小高工(福島)の高野大志選手は「8月6日は広島に原爆が落とされた日。その日に(横断幕を持って)歩くということは原子力の怖さを忘れてはいけないということ。それを伝えるために責任を持ってやりたい」と表情を引き締めた。

 また、津波で部員の約3分の1が家を流された高田(岩手)の大和田将人選手は「甲子園にはみんなで行きたかったが、岩手代表として選んでもらったので堂々と歩こうと思った」と話した。

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2011年8月6日のニュース