怪力助っ人が連敗止めた!ホフパワー来日初連発!

[ 2011年8月6日 06:00 ]

<楽・日>2回無死、右越えに本塁打を放ちナインとハイタッチするホフパワー

パ・リーグ 日本ハム7―0楽天

(8月5日 Kスタ宮城)
 これぞ助っ人祭り。日本ハムのホフパワーが2発のアーチを仙台の夜空に架けた。2回、6月11日の横浜戦(札幌ドーム)以来55日ぶりとなる10号ソロを放つと、3回2死一塁では永井の直球をバックスクリーンへとぶち込んだ。1試合2発は5月5日のオリックス戦(京セラドーム)でマークしたが、2打席連発は来日初。特に2発目、11号2ランの感触は格別だった。

 「あそこまで飛んでいってくれるとは思わなかったけど、本塁打を打つときはいつも最高の気分。チームは5連敗中だったし、チームが勝利することだけを考えていた」。決して一発を狙ったわけでない。それでも一度調子に乗ると誰にも止められないのがこの男だ。08年にはマイナーで4打席連発の離れ業を演じたこともある。この日も集中力は極限まで研ぎ澄まされていた。

 実は梨田監督と「男と男」の約束があった。4日のロッテ戦(札幌ドーム)では同点の9回に大飛球も、中堅フェンスの前で失速。58歳のバースデーだった指揮官から「俺の誕生日なのにあれはないだろう」と言われると、「あしたは絶対に打ってやる」と宣言。1日遅れ、それもお釣りがくるほどの祝砲だった。

 助っ人には、心強い助っ人もいる。7月から加入したスケールズだ。この日も2安打を放つなど好調をキープしている「スケさん」は、かつてプレーしたカブス時代の同僚。「ベンチにいても英語で話してくれる。自分にとっては大きなプラスだよ」。異国の地での仲間。特にスケールズは明るい性格とあって、癒やし効果は抜群だ。6日からは仙台で「七夕まつり」がスタートする。一晩早い助っ人祭りで9日ぶり勝利。首位ソフトバンクとはまだ4・5ゲーム差だが、打線が力を発揮すればここからの巻き返しも十分だ。

 ▼日本ハム・稲葉(初回1死満塁で右前打。4戦ぶりの安打が先制打)初回からチャンスが回ってきたので何とかしたかった。

続きを表示

この記事のフォト

2011年8月6日のニュース