球児“冷や汗”178S「何もないですよ。さよなら~」

[ 2011年8月6日 06:00 ]

<神・ヤ>最後を締めた藤川(中央)だが、ヒヤヒヤの展開にナインに手を合わせて頭を下げる

セ・リーグ 阪神2―1ヤクルト

(8月5日 京セラD)
 2点リードの9回1死から阪神の守護神・藤川が満塁の走者を背負った。この場面で宮本にオール直球勝負をしかけたが、制球が定まらずに押し出し死球。1点差に詰められたが、冷や汗をかきながらもバレンティン、川本を連続三振に取り、今季23セーブ目。通算178セーブで、クルーン(巨人)を抜いて歴代単独6位となった。

 試合後、藤川は「何もないですよ。さよなら~」ととぼけて球場を後にした。今季32度目の登板。夏場の疲れも見えるが、真弓監督は「ひやひやしたけど走者を出して気合が入ったかな」と変わらぬ信頼を口にした。

 ▼阪神・関本(同点の7回1死一、三塁で代打で登場し、右翼線に決勝の適時二塁打)そりゃあもう、必死のパッチでした。

 ▼阪神・久保(左腹斜筋筋挫傷から復帰2度目の先発。8回3安打無失点で5月29日以来の4勝目)正直、久しぶりにこの場(お立ち台)に立てて感動している。

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2011年8月6日のニュース