糸井 15打席ぶり安打が逆転打!ハム再奪首

[ 2011年4月30日 06:00 ]

<日・西>8回、適時二塁打を放った日本ハムの糸井

パ・リーグ 日本ハム4-1西武

(4月29日 札幌D)
 ルーキーを無我夢中で打ち砕いた。1点を追う6回1死一、二塁。日本ハムの糸井が、西武・牧田のシンカーに食らいつく。中堅・栗山の頭上を越える2点二塁打は15打席ぶりの安打。お立ち台では「牧田君?嫌いです」と笑いを誘ったが、試合後は真剣な表情に。「ボールの出どころは見えづらいし、内外角の出し入れ、緩急の使い方もうまかった。どうやって打つとかじゃなく、基本のセンター返ししか頭になかった」と振り返った。

 初対戦の下手投げ右腕。ビデオ、スコアラーの報告を基に分析したはずだが、初安打が5回無死での稲葉と手こずった。「序盤は打者がスケートやっているみたいに腰が座ってない。完全試合やられるかなって久しぶりに思ったよ」。梨田監督も冷や汗の逆転勝ちに胸をなで下ろした。

 デーゲームでソフトバンクが敗れたため、首位に再浮上。「1位?それはまだ」。指揮官は控えめだが、接戦を制しての貯金4は開幕ダッシュに失敗した昨季とは違う手応えをつかんでいた。

 ▼日本ハム・増井(プロ入り後、自己最速の152キロをマーク。8回の1イニングを2奪三振の3者凡退に抑え)1点もやれない大事な場面に投げさせてもらって、日々充実している。

続きを表示

2011年4月30日のニュース