久保が連敗止めた!ヤクルト戦連勝6に伸ばす

[ 2011年4月30日 06:00 ]

<神・ヤ>お立ち台で新井(左)と林(右)に両腕を掲げられる久保

セ・リーグ 阪神4-1ヤクルト

(4月29日 甲子園)
 右のエースが止めた!阪神・久保が8回1失点の快投で今季2勝目をマーク。チームの連敗を3で止めた。

 勝負どころで頭脳が勝った。3点リードの8回2死一、二塁。代打・宮本へのフルカウントからの7球目だった。「いつも通り、本塁打以外はOK。逆(右)方向への本塁打はないですから。遠く、低くが基本でした」。外角140キロ直球で宮本を右飛に仕留め、最大の難局を乗り切った。

 ヤクルトの連勝を9で止めるとともに、自身のヤクルト戦連勝は6に伸びた。

 今季初めて上がった本拠のお立ち台では“新井いじり”も飛び出した。

 「チャンスで新井さんに回れば、必ず打ってくれると信じていました。チームは借金で苦しい状態が続いていますが、チャンスで新井さんに回せば、ずっと打ち続けてくれると思います」

 この日は両親、夫人の両親が甲子園で揃って観戦。ゴールデンウイーク初日に最高の親孝行も果たした。昨年8月に待望の第1子が誕生。表情が豊かになり出した愛息の成長が何よりの支えになっている。

 真弓監督の信頼も揺るがない。「リズムよく投げてくれたことが攻撃につながった。後ろに球児もいたし(登板間隔が)空いていたから、ちょうど良かった」。8回で球数103球と完投ペースだったが、9回のマウンドは球児に託した。連敗中の重苦しい空気を見事に断ち切った久保の快投。猛虎は再び浮上のきっかけをつかんだ。

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2011年4月30日のニュース