パ、苦渋の4・12 楽天「感謝しています」

[ 2011年3月18日 06:00 ]

練習前、ナイン、スタッフを集め話す楽天の米田球団代表(中央)

 経営を圧迫する開幕延期は苦渋の決断だが、パ・リーグ全体で本拠地・仙台が被災した楽天を救済した形となった。自らも被害の大きい宮城県気仙沼市出身であるパの井上智治理事長(楽天オーナー代行)は「4月12日からという日程は楽天が具体的にいつから代替球場で試合が組めるようになるのか。かつ144試合プラス、CSをやって日本シリーズに行く一番遅い時期だということで決めた」と説明した。

 楽天の米田球団代表はパの開幕延期という英断に対し「被災球団のわれわれを考慮していただき、感謝しています」と5球団の配慮に頭を下げた。今後はパ同士で練習試合や復興へのチャリティー試合を組むなどして調整する。セ・リーグとは分離開幕となってしまったが、リーグ全体で楽天をもり立て開幕に向かう。

 ▼ソフトバンク・高田浩一郎取締役 いろいろな事情の中でパ・リーグとして開幕日を練り直した。できれば144試合にCSもやりたいとみんなが思っている。難しい事情はあるが前向きに考えていかないと。

 ▼西武・飯田則昭球団専務 いつ開幕するのが満点という答えはない。やむを得ない選択。(平日デーゲーム開催は)お客さまのことを考えるとできればやりたくないが選択肢からは排除しない。鉄道は大きな足になっているので運行状況も見ながら考えていく。

 ▼ロッテ・石川晃球団本部長 日程調整は難しいが144試合やるつもりでいます。セはセの考えがあるし、苦しんだ揚げ句決断したこと。いいとか悪いとかはないので僕たちからは何も言えない。(開幕まで)パ同士でチャリティー試合をやったりする。

 ▼日本ハム・島田利正球団代表 野球で力を与えたいと思うのは、セもパも同じ。ただ今回は考え方の差。3月にやるのはどうかという判断を下した。ただ(電力不足が言われる中)夏にナイターが可能かなど、いろいろな問題も出てくる。

 ▼オリックス・村山良雄球団本部長 パ・リーグもセ・リーグも共存共栄ですから。どこの球場が使えるとか練習はどうとか協力してやっていかないと。(阪神・淡路大震災では)われわれも被災球団。「がんばろう神戸」をつけてやりましたしね。

 ▼楽天・米田純球団代表 被災球団のわれわれを考慮していただき、感謝しています。われわれとしては、もう少し後ろでの開幕と思っていましたが、他球団との絡みもある。今後は神戸を拠点として、開幕に向けて調整していきたい。

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