コミッショナー、苦しいときこそ「野球の出番」

[ 2011年3月18日 06:00 ]

会見する加藤良三コミッショナー

 【加藤コミッショナー声明抜粋】

 ファンの皆様へ

 被災者の前代未聞の苦境に思いをはせない、心を揺さぶられない日本人などおりません。物心両面でできるだけの支援をしたいと皆思っています。

 プロ野球の果たすべき役割は何なのでしょうか。被災地が復興することを祈り、復興にメドがつくまで公式戦を行わず、練習だけを行い、ただじっと待っているだけでいいのでしょうか。

 苦しいときこそ必死でプレーする姿勢をお見せすることこそがプロ野球界に求められている使命であり責務ではないかと確信するに至りました。

 こういう状況においてこそ野球の出番があるのであり、海外に対しても冷静で正確な事実認識を持っていただくための発信の役割を担うべきであると私は思います。プロ野球はプロ野球の世界のためだけのものではありません。それは日本国及び日本社会とともにあるべきものです。

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