西武、打線に復調の兆しも…気掛かりはおかわり

[ 2010年9月1日 22:49 ]

 【西武7―4オリックス】ここ最近は得点力不足に悩まされていた西武打線が、久しぶりにつながった。三回までに7―0と大きくリード。6点差の九回から投入したシコースキーが猛烈な追い上げを受けただけに、序盤の大量点が効いた。

 一回は片岡、栗山の連続二塁打で無死二、三塁とし、中島、フェルナンデスの主軸が続けざまに適時打を放つなど、いきなり4得点。三回にも、1死二、三塁から坂田が7号3ランを左へ運んだ。「序盤で7点取れたのはナイスゲーム。いい兆し」と話した渡辺監督の目元も自然と緩んだ。
 ただ、回り出した打線の歯車に、うまくかみ合わないのが中村だ。この日も2三振。右ひじの故障から8月25日に復帰したが、計7試合で26打数3安打15三振と三振が5割を超える。指揮官は「タイミングが合っていない。状態が悪いから使ってもしょうがない」と、とうとう4打席目で中村に代打を送った。
 首位のソフトバンクに0・5ゲーム差に迫ったとはいえ、激しさを増す今後の優勝争いを考えると、中村の状態が何とも気掛かりだ。

続きを表示

2010年9月1日のニュース