加藤“野茂フォーク”で三振「武器になる」

[ 2009年3月8日 18:00 ]

 【オリックス7―1西武】オリックスの抑え、加藤がオープン戦初登板で大きな収穫をつかんだ。昨秋と今春のキャンプで野茂テクニカル・アドバイザーから教わったフォークボールを要所で使い「武器になるのかなという手応えはある」と振り返った。

 持ち前の重い直球は140キロ台前半止まり。それでも「まだ手探りなところもある」というフォークボールがさえた。八回に代打・原から空振り三振を奪った127キロは、理想的な軌道で打者の手前で落ちた。
 「野茂さんに教えていただく前は、上に抜けていくのが多かった。きょうはバッターがいい感じで反応してくれた」。2回を1安打3奪三振という結果にも納得した様子だ。
 昨年まで4年連続で60試合以上に登板し、昨季はパ・リーグ最多の33セーブを記録。その一方で安定感のなさも指摘されてきた。「ここなら見逃す、ここなら手を出す、というのが分かればもっといい」。投球の幅を広げるため、新たな武器の習得に貪欲だ。

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2009年3月8日のニュース