空振り王やなあ…中田翔、開幕1軍ピンチ

[ 2009年3月8日 06:00 ]

<中・日>4回1死、高めのボール球で三振に倒れる中田翔

 【日本ハム4―3中日】2年目を迎えた日本ハム・中田翔内野手(19)が今年も開幕2軍の危機に立たされた。中日とのオープン戦で2試合ぶりに先発出場したが、3打席とも空振り三振に倒れ、6回の守備から退いた。

 バットが何度もむなしく空を切った。安打どころか球が前に飛ばない。「空振り王やなあ。ヒット打ちたいけど…結果が出ないとなあ」。中田が大きなため息をついた。第1打席は山本昌のスライダー、第2打席はチェンが投じた高めの直球、最後は低めの変化球にしてやられた。
 これでオープン戦は2月28日横浜戦(宜野湾)の第1打席で左前打を打って以降は12打席無安打の8三振。梨田監督は「今年は結果を求めてしまっているように見える。だんだん悪くなってきている」と渋い表情を浮かべ「名古屋、神戸が勝負になるだろう」と、きょう8日の中日戦、10日阪神戦、11日オリックス戦の遠征3試合の結果次第では2軍落ちを示唆した。
 昨年は3月12日の夜に開幕2軍スタートを告げられた。「きょうは良いフルスイングができた。あしたは分からんぞ。待っとけ!」。中田が元気を失っていないのは救いだが、残された試合はあと3試合。三塁手は小谷野、稲田、飯山との併用になるためアピールの打席数はわずかしかない。開幕1軍の道を切り開くのは、自らのバットしかない。

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2009年3月8日のニュース